関西エリアも梅雨明けが近づき、蒸し暑い日々が続いています。この季節は特にバイクのメンテナンスに注意が必要です。
実際、レスキューワンでも気温の上昇とともに出動回数が増えており、特に30度を超えるとバイクの故障率が急増し、出張修理でのエンスト復旧依頼の中でも特にエンジン焼き付きのトラブルが多発しています。
故障の現場では
故障現場に到着すると、キックやセルが全く動かず、焦げた匂いがすることが多いです。オイルゲージで油量を計測できない状態であれば、修理不能の可能性がほとんどです。運よくオイルを投入後にエンジン始動できても、異音がしたり、オイルが著しく消耗したりするため、エンジンの焼き付きは修理コストを考えると修理よりも車両の買い替えが一般的です。
「オイル交換はそんなにマメに必要とは思わなかった」との声もよく聞かれますが、定期的なオイル交換は非常に重要です。
焼き付きのトラブルの主な原因
- オイルのメンテナンス不足
- エンジンオイルはシリンダー内の潤滑と冷却を担っています。
- 古くなると潤滑・冷却機能が低下し、エンジンの摩擦抵抗が大きくなります。
- 結果として、エンジンが異常に加熱し、最終的にはピストンロックが発生します。この状態になるとエンジンが完全に機能を失い、高額な修理費が必要になります。場合によっては修理不能となることもあります。
エンジンに優しいオイル交換の推奨タイミング
- 原付:1000kmまたは3ヶ月以内
- 中型:2000〜3000kmまたは3ヶ月以内
- 大型:3000〜4000kmまたは3ヶ月以内
これらの目安はヘビーコンディションを考慮したものです。これより早めに交換しても問題ありません。この交換タイミングを守れば、オイルによるトラブルはかなり少なくなり、エンジンの寿命も延びます。
また、レベルゲージでしっかりと油量をチェックすることも非常に重要です。
結論:オイル交換は絶対必要です
- 定期的なオイル交換とエンジン点検が重要です。
- 特に夏季は高温になるため、オイルの劣化が早まります。
- バイクの性能を維持し、安全に走行するために、日常のメンテナンスを怠らないよう心掛けましょう