秋のツーリングシーズンが到来し、爽やかな風を感じながらのライディングが心地よい季節です。 今回はバイクのチェーントラブルです。 ツーリングを楽しんでいる最中に突然おこるチェーントラブルのリスクとその対策について詳しく説明します。
チェーンの役割とトラブルのリスク
バイクのチェーンは、スイングアームとリアサスと連動しながらバイクの動きを支えています。加速時や減速時には、非常に大きな負荷がチェーンとスプロケットにかかります。このため、定期的な点検やメンテナンスをなくして安全な走行はできません。場合によっては重大な事故や死亡事故につながる危険性があるため、日常的なメンテナンスが絶対に必要な部分でもあります。
1. チェーン状態の確認
まず、チェーンの状態確認を徹底しましょう。チェーンが劣化していると、トラブルの発生率が頻繁に高くなります。特に次の点に注意してチェックすることが重要です。
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緩み: チェーンが正しく張られていないと、走行中に外れるリスクが生じます。チェーンの緩み具合を確認し、中間部分で約3cm余裕が適切とされています。適正値以上や以下の場合、できるだけ早めの調整が必要です。
車種によっては適正値が5〜10cmもあるため車種ごとの適正値をリサーチしておくことが必要です。
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サビ:サビが発生しているチェーンは、耐久性が著しく低下しています。サビの進行度によっては、走行中にチェーンが切れることもあります。チェーンのサビを定期的に確認し、錆防止対策を行うことが推奨されます。
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摩耗:摩耗が進んだチェーンは強度が低下しており、耐久性も落ちています。摩耗が見られる場合は、そろそろ交換を検討する時期です。
- スプロケットの摩耗:先端が尖っている状況であれば使用が危険です。ドライブ・ドリブン・チェーンはセットで交換が絶対です。
2. どうなる??チェーンが切れた場合
3. チェーン・スプロケットの対策
チェーンはそもそも消耗品であり使用状況によって伸びていくものです。チェーンアジャスターの調整範囲であれば大丈夫ですが
引白が最大値まできているようであれば、すぐにでも交換が必要です。
・チェーンにはチェーン専用のグリスアップが必要です。金属潤滑剤を吹くとシールなど侵食して損傷します。
・ゴミや砂利はクリーニングしておきましょう
・スプロケットが変摩耗してないか確認しましょう
・定期的な交換しましょう。
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