■ 論より証拠。まずは、この動きをご覧ください
フロントフォークが曲がり、キャスター角が崩壊した事故車。
高さ制限2.1mの地下駐車場。
そして、一刻を争う狭い路地での現場。
そんな「レッカー泣かせ」の状況を、従来の1/3の時間で、しかも安全・安価に解決する。
私たちRESCUE-1が開発した、特許出願中の新型牽引装置。
まずは、その完成されたパフォーマンスを映像でご覧ください。
この滑らかな動きの裏には、私たちの5年間にわたる「血と汗のドラマ」が隠されています。
■ 原点は、25年分の「現場の悔しさ」
なぜ、私たちはこれほどまでにオーバースペックな装置を作らなければならなかったのか。
その原点は、根っからのバイク好きであり、25年にわたりバイク業界に身を置いてきました。
四半世紀の間、無数の事故現場に立ち会い、常々噛み締めていた葛藤。
それは、「もっと安全に、もっと安価に、お客様を助けてあげる方法はないのか?」という問いでした。
既存の装置では、セットアップに時間がかかり、コストが嵩む。
無理やり運べば、二次被害のリスクが消えない。
「現場の理不尽を、技術でねじ伏せて、お客様を救いたい」
その熱すぎるほどの「願い」が、すべての始まりでした。
■ 職人すら困惑した「今までにない構造体」
明確なビジョンがありました。
しかし、それを「形」にするまでの5年間は、まさに苦難の連続でした。
目指したのは、「今までにない構造体」。
『小さくて、片持ちアームで、強度はクレーン並み』。
この常識外れのアイデアは、絵を描いても、模型(モデル)を作って見せても、現場の叩き上げの職人たちにはすぐには伝わりません。
「そんな構造で持つわけがない」
「ここをどうやって溶接しろと言うんだ」
熟練の溶接技師や鉄工所の職人さんと、何度も膝を突き合わせ、衝突し、理解を求める日々。
そこには、設計士による極限の計算、溶接技師の神業的な技術が結集しました。
各分野のプロフェッショナルたちが知恵を絞り出し、無数のトライ&エラーを繰り返す。
職人たちの「疑念」が「驚き」に変わり、やがて「確信」へと変わった時。
5年の歳月を経て、ついにこの装置は産声を上げました。
■ 「連結・持ち上げ・牽引」。すべてを再定義する
完成した装置は、レッカー作業の常識を根底から覆すスペックを宿しました。
1.【連結】 歪んだ車体に「同調」する
牽引中の車両へダメージを極力少なく。
しかし走行中、連結部の角度は常に変わり続けます。
強靭な連結を保ったまま、いかにフレキシブルに動かすか?
この矛盾こそが、最大の技術的難関でした。
事故車は、二つとして同じ形をしていません。
だからこそ、私たちは「360度フリー回転」のアタッチメントと連結器を開発しました。
相手のキャスターが立っていても、寝ていても、ねじれていても。
「装置側が、歪んだバイクに合わせて自動で追従する」。
まるで生き物のように吸い付き、機械的にガッチリとロックします。
2.【持ち上げる】 宙に浮く「ダブルプロテクション」
特許出願中の「片持ちアーム」と、タイヤを包み込む「専用ネット」。
鉄の剛性と、繊維の優しさ。この「二重の保護」により、タイヤは完全に地面から浮き上がります。
引きずりなし、脱落なし。かつてない安全性を実現しました。
3.【牽引】 命を預かる「安全率6」
そして、最大のこだわりが「安全率6」という強度です。
これは、エレベーターや建設用クレーンと同じ安全基準です。
(※一般的な航空機等は安全率1.5〜2程度)
走行中の段差の衝撃、急ブレーキのG、大破した車両の予期せぬ揺れ。
現場のあらゆる「想定外」を飲み込むために、「壊れる限界の1/6の力しかかけない」という圧倒的な余裕を持たせました。
高さ2.1mに収まる小さな体に、怪物のごとき強度を秘めています。

■ 想いを形に、現場に安心を
この装置は、単なる便利な道具ではありません。
「事故で困っている人を、安く、安全に助けたい」
そんな想いが詰まっています。

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