バイクのエンジンがかからない!を解決する応急処置の方法

トラブルは忙しい時期に限って起こるものです

日常的に使っているバイクが突然、エンジンがかからない、急に動かなくなるといった経験をしたことがある方は多いでしょう。

「今から仕事なのに?」 「これから待ちに待ったツーリングなのに?」 「こんな場所で?嘘だろ!」

そんな時、「あーーー」と、今まで苦労を共にしてきた愛車(バイク)との思い出が走馬灯のように虚しく脳裏に映ることでしょう。

結論から言うと

バイクのエンジンがかからない時は、レッカーを呼ぶ。これしかありません。

自力で直そうとしても、専門知識がなければ難しく、結局時間と労力を無駄にしてしまう場合がほとんどです。

バイクのエンジンがかからない主な原因

バイクのエンジンがかからない原因はいくつかあります。ここでは、主な原因とその対処法について詳しく解説します。

スロットル周りの汚れ

スロットル周りが汚れると、エンジンの始動が悪くなるだけでなく、アイドリングが不安定になったり、パワー不足になったり、レスポンスが悪くなったり、アクセルが重い・戻らないなどの状態になりやすくなります。このような症状が見られる場合、スロットルボディのクリーニングが必要です。

バッテリーの電圧不良

バイクのバッテリーが劣化すると、電圧が下がりエンジンのかかりが悪くなります。ほかにもライトやウィンカーの光が弱くなったり、ホーンの音量が低下したりした場合は、バッテリーの電圧不良の可能性があります。バッテリーの交換を検討しましょう。

エンジンオイルの無交換

エンジンオイルはエンジン内部の金属同士の摩擦を少なくする潤滑油の役割を果たしています。オイルが劣化すると、金属の摩耗やサビが発生し、エンジンが不調になることがあります。定期的なオイル交換を怠らないようにしましょう。

バイクのエンジンがかからない時の対処法

外出先でエンジンがかからなくなった場合、自力での復旧は困難です。あれこれ試してみても回復する可能性は少ないので、レッカーを呼ぶことが一番の策になります。以下に、バイクのエンジンがかからない場合の具体的な対処法を紹介します。

レッカーサービスの利用

外出先でエンジンがかからない場合、まずはレッカーサービスを利用しましょう。バイク保険に加入している場合、多くの保険会社がレッカーサービスを提供しています。事前に保険の補償内容を確認しておくと、いざという時にスムーズに対応できます。

応急処置の方法

もしもレッカーがすぐに手配できない場合、応急処置として以下の方法を試してみてください。ただし、これらの方法はあくまで一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。

  1. バッテリーをチェックする: バッテリーが弱っている場合、ブースターケーブルを使って他の車両からジャンプスタートを試みることができます。ただし、バイクと車の電圧の違いに注意し、正しく接続する必要があります。

  2. 燃料系の確認: 燃料タンクのガソリンが少ない場合、燃料を補充するだけでエンジンがかかることがあります。また、燃料ホースに異物が詰まっていないかも確認してみましょう。

  3. プラグの状態を確認する: プラグが汚れていると、火花が飛ばずエンジンがかからないことがあります。プラグを取り外し、クリーニングするか交換してみてください。

バイクのエンジンがかからない!を予防する方法

バイクのエンジンがかからない…そんなピンチな状況を回避するためには、以下の2つの方法を実践することが有効です。

燃料添加剤(ガソリン添加剤)の使用

燃料添加剤(ガソリン添加剤)は、給油の際に燃料タンクへガソリンと共に注入するケミカルの一種です。エンジン内部の燃焼室の汚れを落とし、エンジン本来の性能を回復させます。給油のたびに入れる必要はありませんが、オイル交換のタイミングで使用すると効果的です。

定期的なバッテリー交換&オイル交換

定期的なバッテリーとオイルの交換は、バイクの健康を保つために非常に重要です。バッテリー交換のタイミングは、エンジンのかかりが悪くなってきたときや、ヘッドライトやウィンカーの光が暗くなってきたときです。オイル交換は、3,000km~5,000kmごと、または半年に一度の頻度で行うことが推奨されています。

日常的なメンテナンスの重要性

バイクを長く安全に乗るためには、日常的なメンテナンスが不可欠です。以下に、日常的に行うべきメンテナンスのポイントを紹介します。

タイヤの点検

タイヤの空気圧は定期的にチェックしましょう。適正な空気圧を維持することで、燃費の向上や走行安定性の確保ができます。また、タイヤのトレッド(溝)が十分に残っているかも確認し、摩耗が進んでいる場合は早めに交換することが重要です。

ブレーキの点検

ブレーキパッドやブレーキフルードの状態を定期的にチェックしましょう。ブレーキパッドが摩耗している場合は交換し、ブレーキフルードが劣化している場合は補充または交換を行うことが必要です。ブレーキは命に関わる重要な部分ですので、常に万全の状態を保ちましょう。

チェーンのメンテナンス

チェーンの張り具合や潤滑状態を定期的に確認しましょう。チェーンが緩んでいる場合は適正な張りに調整し、潤滑が不足している場合は専用のチェーンオイルで潤滑を行います。チェーンのメンテナンスを怠ると、走行中に切れる危険性があるため注意が必要です。

ライトやウィンカーの点検

ライトやウィンカーが正常に点灯するかどうかを定期的に確認しましょう。ライトやウィンカーが切れていると、他の車両や歩行者に自分の存在を知らせることができず、事故の原因となることがあります。点灯しない場合はすぐに交換を行いましょう。

まとめ

大切なバイクを長く安全に乗るためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。急なトラブルは心落ち着かないだけでなく、財布にも打撃を与えます。普段からしっかりとしたメンテナンスを行い、大切に乗り続けることで、バイクとの思い出をより豊かなものにすることができます。トラブルが発生した場合は、無理をせずレッカーサービスを利用し、専門の修理業者に依頼することをお勧めします。

 

 

 

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